【白帯②】どこで充電する?場所選びの基本を完全マスター

2025年5月30日

この記事でわかること

  • 自宅充電・職場充電・公共充電のメリット・デメリットと使い分け方
  • 充電スポットの探し方と効率的な検索テクニック
  • マンション住まいでも安心してEVライフを始められる充電方法

 はじめに


EV充電の基本を学んだ次のステップは「どこで充電するか?」です。ガソリンスタンドのように決まった場所があるわけではないEV充電は、選択肢が多くて迷ってしまいますよね。でも実は、それがEVの大きな魅力でもあるのです。自宅、職場、お出かけ先など、様々な場所で充電できるため、シーンに合わせて自由に選べます。この記事では、EV充電道場の白帯として覚えておきたい、「どこで充電するか?」の基本をマスターしていきましょう。


 EV充電の3つの基本スポット


自宅充電:最も便利で経済的な選択

「朝起きたら満充電!」を実現できる自宅充電は、多くのEVオーナーがメインで使っている方法です。夜寝る前に充電ケーブルを繋いでおけば、朝にはバッテリー満タンで出発できます。


自宅充電の最大のメリットは、いつでも好きな時に充電できることです。そして、充電のためにわざわざ外出する必要もないので、時間の節約にもなります。また、戸建てであれば深夜の安い電力料金を使うことができるので、とても経済的です。もちろん、初期費用として200Vの充電コンセントの工事が必要になりますが、長期的に見れば電気代の節約効果で回収できるケースがほとんどです。

職場充電:安心で快適なEVライフ

職場にEV充電設備があると、安心で快適なEVライフが送れます。勤務中に充電するので時短につながりますし、仕事中にゆっくり充電できるのは大きなメリットです。


職場充電は普通充電が基本なので、8時間の勤務時間があれば十分に活用できます。また、会社によっては脱炭素の取り組みの1つとして推進しているケースもあるので今は職場にはなくても、問い合わせてみる価値は大いにあります。

公共充電:外出先での頼もしい味方 

ショッピングモール、道の駅、高速道路のサービスエリアやホテルなど、公共の充電スポットは外出先での頼もしい味方です。特に長距離ドライブの時には欠かせません。


公共充電のメリットは、計画的に使えば充電時間を有効活用できることです。買い物中や食事中に充電すれば、待ち時間を感じることなく電力補給できます。急速充電器が設置されている場所なら、30分程度で80%まで充電可能です。また、ホテルにあれば、自宅充電と同様に寝ている間に充電完了、次の目的地へも安心です。


デメリットは料金が高めなことと、混雑時に使えない可能性があることです。特に休日の高速道路では、充電待ちの列ができることもあります。「電気自動車自宅充電」環境を整えて、公共充電は補助的に使うのが賢い使い方です。


 充電スポットの上手な探し方?


充電スポット検索サービスを活用しよう

EV充電スポットを探すなら、検索サービスが必須です。代表的なのには「EVsmart」「GoGoEV」「ChargeMap」などがあり、どれも無料で使えます。


これらの検索サービスでは、現在地周辺や目的地周辺の充電スポットをマップで確認できます。充電器の種類(普通充電・急速充電)、利用可能時間、料金、口コミ情報まで詳しく調べられるので、事前に計画を立てやすくなります。


お出かけ前には充電スポット検索サービスで最新情報をチェックする習慣をつけましょう。特に長距離ドライブの時には、充電計画を立てておくと安心です。

充電スポットの種類を覚えておこう

充電スポットには大きく分けて2つのタイプがあります。


お店・商業施設系: コンビニ、スーパー、ショッピングモールなどに設置されている充電器。普通充電が多く、買い物ついでに利用できて便利です。滞在時間に合わせて充電できるのが魅力です。


高速道路・幹線道路系: サービスエリアやパーキングエリアに設置された急速充電器。長距離ドライブには欠かせません。24時間利用可能な場所が多いのも魅力です。


目的地の種類に応じて、適切な充電スポットを選ぶのがコツです。「EV充電スタンド」の特徴を理解して、効率的に活用しましょう。


 マンション住まいでも大丈夫!


マンション充電の選択肢

「マンション住まいだとEV充電は難しい」と思っている方も多いですが、実は選択肢はあります。最近は「集合住宅のEV充電設備」への関心が高まり、導入するマンションが急増しています。


まず検討したいのが、各駐車場への専用コンセント設置です。戸建てと同じように「おうちEV充電」ができるようになり、いつでも好きな時に充電できます。管理組合を通して、住民の合意形成が必要ですが、将来の資産価値向上効果も期待でき、前向きに検討するマンションが増えています。


共用の充電設備を設置する方法もあります。数台分の充電器を共同で利用することになるので、利用時間の調整や時間になったら速やかに車を移動させるなど事前に検討しなければなりません。そのため、設置後の運用方法についてもルールを取り決める必要があります。

マンションに充電設備がなくてもEVに乗れる?

マンションに充電設備がない場合でも、近隣の公共充電という選択肢があります。自宅から近いコンビニやスーパーに充電器があれば、週に2〜3回利用して日常使いをカバーすることは可能です。


ただし、この方法には「充電のための時間」が必要になることを理解しておきましょう。買い物ついでに充電できれば効率的ですが、充電だけのために外出する時間が増えてしまいます。


ドライブや車が好きでEVを趣味として楽しむ方や、時間に余裕がある方には向いていますが、忙しい現代人の生活の足として考えると、かなり負担に感じる場合もあります。せっかくの新しい乗り物です。快適なEVライフを心から楽しめるように、できれば自宅や職場での充電環境を整えることを強くおススメします。

充電環境は日々改善している

EV充電インフラは急速に整備が進んでいます。政府の方針もあり、充電スポットの数は年々増加しています。マンションでの充電設備導入も、補助金がある今なら、とっても経済的に進められます。


今はまだEVが多くありませんが、新築マンションにも導入が進みつつあり、近い将来にはおうちEV充電できるマンションと、そうではないマンションの差が広がりそうです。管理組合や住民と情報交換しながら、補助金がある今こそ、導入の検討を進めてみることをおすすめします。


EVは自宅や職場で充電できることによって、ガソリンスタンドへ行く手間もなく「いつでも好きな時に充電できる」のが最大の魅力です。自宅、職場、外出先のどこでも充電できる環境が整えば、ガソリン車以上に便利なEVライフが待っています。


 まとめ


EV充電道場の白帯として、充電場所選びの基本をマスターしました。自宅充電の経済性、職場充電の安心感、公共充電の便利さを理解し、充電スポット検索サービスを使った効率的なスポット検索も学びました。マンション住まいの方も、様々な選択肢があることがわかりましたね。


次のステップでは、マンション住まいの方が直面する具体的な課題と、その解決策について詳しく学んでいきます。EV充電道場で一歩ずつスキルアップして、理想的なEVライフを実現していきましょう!

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