マンションでのEV充電導入成功事例:住民全員で話し合い全区画に電気自動車充電コンセントを設置

2025年5月9日

この記事でわかること

  • マンション全区画へのEV充電コンセント設置を実現した住民参加型の合意形成プロセスとその成功のポイント
  • 「自分には必要ない」「将来の資産価値は?」といった住民の疑問・不安に対する効果的な解決方法
  • WeChargeを選んだ理由と、管理組合の負担を軽減しながら全住民が納得できる運用システムの特徴

 はじめに


最近、電気自動車やプラグインハイブリッドの普及に伴い、「マンションでのEV充電をどうするか?」という課題が増えています。特に分譲マンションでは、「EV充電サービス」の導入方法や料金体系が気になる方も多いでしょう。


この記事では、名古屋市西区にあるマンション「モアグレース庄内通レジデンス」が住民みんなで話し合いながら、全ての駐車区画にEV充電コンセントを設置した事例をご紹介します。マンションでの電気自動車充電の実現方法を知りたい方に参考になる内容です。


 マンションEV充電導入のきっかけ


モアグレース庄内通レジデンスは築6年、全25戸の分譲マンションです。理事長さん自身がプラグインハイブリッドを所有していて、「自宅でEV充電できる便利さ」を実感していました。

「マンションでもEV充電サービスを利用できれば、多くの住民にとってメリットになるのでは」という思いから、住民参加型のプロジェクトとしてスタートすることになりました。


 マンションでのEV充電導入に向けた合意形成


住民全体での対話を重視

理事会だけで決めるのではなく、住民全員が参加できる説明会を何度も開催しました。「電気自動車を持っていないから充電設備は必要ない」「急速充電器の方がいいのでは」など、様々な意見が出ましたが、理事長さんはEV充電のメリットを丁寧に説明していきました。

分譲マンションでのEV充電に関する疑問解消

住民の皆さんからは様々な疑問や不安の声が上がりました。「EV充電料金はどうなるの?」「マンション全体の電気代に影響はある?」という質問に対して、「使った分だけの従量課金制で、個人で支払うシステム」であることを説明。また「将来のマンション資産価値」についても、「EV充電設備があることで評価が下がりにくくなる」と説明しました。

施工会社の方が実物の充電ケーブルやコンセントを持参して使い方を実演したことで、電気自動車の充電方法に詳しくない住民も理解が深まりました。


 EV充電サービス導入決定までのプロセス


3回の説明会を通じて、住民の理解が進み、「現在は電気自動車を持っていないけど、将来のために設置しておきたい」という前向きな意見も増えてきました。最終的には住民投票で、過半数の賛成を得て分譲マンション全区画へのEV充電設備設置が決まりました。


 おうちEV充電サービス「WeCharge」を選んだ理由


EV充電器とサービスの選定では、次の点を重視しました


  • 管理組合が電気契約や運営をする必要がない点
  • 毎月のランニングコストが発生しない点
  • スマホアプリで簡単に認証・課金ができる点
  • 使った分だけ支払うEV充電料金体系で分かりやすい点


です。理事長さんは「長く使うEV充電サービスだから、信頼できる会社であることも大切だと考えました」と話します。


 マンションでのEV充電器設置工事


施工会社の石井さんは「住民の皆さんの声をできるだけ取り入れました」と話します。マンションの景観や安全面にも配慮してEV充電器の設置場所を決定。電気自動車やEV充電に詳しくない方にもわかりやすく説明するよう心がけたそうです。


 まとめ:分譲マンションでのEV充電導入成功のポイント


マンションで電気自動車充電設備を導入するなら、住民全員での話し合いが最も大切です。モアグレース庄内通レジデンスの例のように、将来を見据えて全区画に設置しておけば、マンションの魅力と資産価値の維持にもつながります。

分譲マンションでEV充電を検討している方は、WeChargeのような管理組合の負担が少なく、EV充電料金体系が明確なサービスを選ぶと、スムーズに導入できます。おうちEV充電に関する疑問や不安があれば、まずは専門家に相談してみてください。

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